お金は使うからなくなるけど、時間は使わないからなくなる

 今更ですが、暑いです。僕は冷房が苦手なので、自宅では使っていません。だから余計暑い。何というか、鼻の粘膜に突き刺さるようなあの刺々しい空気が苦手なんですよ。すぐに鼻が出てしまうんです。
 元々電車の中などの暇な時間にはしょうもない屁理屈的思考が駆け巡ることが多い僕ですが、こんな頭が沸きそうな日にはそれに拍車がかかります。そんな中で湧いてきたのがこれ。

放っておいたら流れて無くなってしまう

 まあ、当たり前と言ったらそれまでなんですが、時間というのは何をしていても平等に、均等に流れ去って消えてしまいますよね。つまり、3時間英語を読んでいても、必死にギターを練習していても、また3時間PCの前に座ったまま特に何をしているのか自分でもわからなくても、どれも同じ3時間。
 これをやりたい、あるいはやらなければいけない、と思って意図的に時間を費やせば目標は達成されるか、そうでなくとも何か収穫は得られます。形を持って認識可能なものとは限りませんが。しかし、特に時間を「使おう」とも思わず適当に過ごしていたのでは、何も残らない。でも、その間にも時間は川の水か何かのように淡々と、同じペースで過ぎ去っていく。結局、目的を遂げるための時間はどこかに消えて「無くなった」と感じるわけです。どのように消費されたところで、結局は同じ1時間なんですが。
 その点はお金と違います。お金の場合は、使わないで後生大事に取っておけばどこにも行きませんから。逆に使ってしまうと、いざというときに欲しいものあるいは必要なものが買えなくて困ります。しかし、時間の場合はそうもいかなくて、しっかり目的をもって使わなければ、大事なことをする時間はいつの間にか消えて無くなってしまう。
 そう考えると、時間はもっと「攻め」の使い方をした方が得な気がします。どっちにしてもどうせお金みたいにとっておくことはできないんですから。